蜜の味はひとときの夢
愚かな者は、悪いことを行なっても、その報い(むくい)の現れないあいだは、それを蜜のように思いなす。しかしその罪の報いの現れたときには、苦悩を受ける。
悪事をしても、その業(カルマ)は、しぼり立ての牛乳のように、すぐに固まることはない。(徐々に固まって熟する。)その業は、灰に覆われた火のように、(徐々に)燃えて悩ましながら、愚者につきまとう。
愚かな者に念慮(おもい)が生じても、ついにかれには不利なことになってしまう。その念慮(おもい)はかれの好運(しあわせ)を滅ぼし、かれの頭を打ち砕く。
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